2018-04-13 |
香港/投資判断/繊維・アパレル |
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裕元工業が安い、クレディ・スイスは目標株価を大幅引き下げ
13日の香港市場でスポーツシューズのOEM世界最大手、裕元工業(
00551)が安い。株価は午後3時38分現在、前日比15.1%安の24.1HKドルで推移している。クレディ・スイスが目標株価を大幅に引き下げたことが嫌気されている。
同日付『AAストックス』によると、クレディ・スイスは最新リポートで、裕元工業の投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に下方修正し、目標株価も29.6HKドルから21.6HKドルへ27%引き下げた。2018−19年の予想純利益をそれぞれ17.3%、20.7%下方修正したことを反映させた。
クレディ・スイスは、アナリスト会議で会社側が示した事業見通しがネガティブな内容だったとコメント。会社側は販売チャネルとサービス改革の継続を予定しており、これに伴う予測できない支出で生じる粗利益率下押し圧力の継続期間と程度が市場予想を上回るとの見方を示したと指摘した。このほか、会社側が低粗利益率、高税率を理由に、OEM事業の売上高は1桁前半の落ち込みが予想されるとした点にも言及。クレディ・スイスは自動化による粗利益率の改善には長い時間がかかるとし、OEM事業の先行きに懸念を示した。