2018-04-12 |
香港/業界動向/電子・IT |
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18年1−3月期のPC出荷数横ばい、レノボはゼロ成長=IDC
米IDCが11日発表した2018年第1四半期(1−3月)の世界パソコン出荷数速報値は6040万台と、前年同期から横ばいだった。予想の1.5%減から上振れたものの、3四半期連続でほぼゼロ成長となった。ビジネス向けパソコンのWindows10搭載機への入れ替えが堅調に進み、HPやデル、レノボグループ(
00992)など法人向けを強みとするメーカーに追い風となった。高性能ノートパソコンの需要はコンシューマー向けとビジネス向けの両方で高い。
2018年1−3月の企業別出荷ランキングは、米HPが前年同期比4.3%増の1367万6000台(市場シェア22.6%)で、首位を維持。レノボグループは1230万5000台(市場シェア20.4%)となり、5四半期連続の2位。前年同期比伸び率は0.0%と3四半期連続で横ばいにとどまり、HPとの市場シェア差が拡大した。
3−5位の市場シェアは米デル16.9%、台湾エイサーグループ6.8%、米アップル6.6%だった。 上位5社のうち、出荷台数が前年同期を下回ったのはエイサー(7.7%減)とアップル(4.8%減)。
レノボグループの株価は日本時間午前11時58分現在、前日比0.24%安の4.08HKドルで推移している。