2018-04-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、米中貿易摩擦の緩和期待で
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.51%高の3154.26ポイントだった。深セン成分指数は0.16%高の10670.44ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2910億7900万元。
上海総合指数は高く始まると、段階的に上げ幅を広げた。習近平国家主席がアジアフォーラムの基調演説で自動車などの輸入関税の引き下げに言及したことを受け、米中間の貿易摩擦緩和への期待が高まり、買い優勢となった。ただ、指数が3160ポイントを超える水準では伸び悩み、前引けにかけて上げ幅を縮めた。セクター別では金融、非鉄金属、鉄鋼などが買われ、相場の上昇を牽引。前日売られた航空が買い戻された。一方、前日買いを集めた軍需関連に利益確定売りが出て、相場の足かせになった。電子部品・ソフトウエア関連も安い。
上海B株指数は0.01%安の325.11ポイント。深センB株指数は変わらずの1140.02ポイントだった。