中国金融国際は最新リポートで、中国当局がジェネリック医薬品(後発医薬品)の供給確保と使用に関する意見を公表したことについて、後発医薬品の国内トップ企業が政策支援の恩恵を受けるとの見方を示した。個別銘柄に関しては、中国生物製薬(
01177)、石薬集団(
01093)に注目するとした。『AAストックス』が4日伝えた。
ジェネリック医薬品の供給確保と使用に関する意見は、研究開発の促進、品質・治療効果の向上、政策支援など15項目に及ぶ。また、同等性審査を通過したジェネリック医薬品は先発薬の代替品として使用できることを明確にした上で、医療機関によるジェネリック医薬品の使用を奨励するとした。
中国金融国際は、政策支援を背景に、国内でジェネリック医薬品と先発薬の競争が初めて本格化するとの見方を示した。一方、意見にジェネリック医薬品企業を対象とした減税措置(法人税率15%)も盛り込まれていることについて、ほとんどの上場企業はハイテク企業としてすでに15%の法人税優遇税率が適用されているため、恩恵は限られると分析した。