2018-04-03 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、30000ポイント割り込む マイナス圏でもみ合う
連休明け3日前場の香港株式市場でハンセン指数は反落。前場終値は前営業日比0.60%安の29913.68ポイントだった。中国企業指数は0.05%安の11992.04ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で637億8000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の30000ポイントを割り込んで寄り付いた後、マイナス圏でもみ合った。中国が2日から米国から輸入する豚肉などに報復関税を発動したことを受け、米中貿易摩擦の一段の深刻化が懸念されている。前日のNY市場でトランプ米大統領がツイッター上で批判したアマゾン・ドット・コムなどハイテク銘柄が軒並み下落したことも投資家心理を悪化させ、リスクオフの動きが優勢。序盤は売り一巡後にわずかながら節目を回復する場面もあったが、勢いは続かなかった。ただ、指数は今年2月以来の安値圏にあるだけに、下値を切り下げる動きも限られ、29800ポイント付近では相場が底堅かった。
個別銘柄では、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、中国銀行(
03988)傘下の中銀香港(
02388)が安い。特別配当がきょう権利落ちした電能実業(
00006)が売られた。時価総額上位のHSBC(
00005)、テンセント(
00700)も下落した。半面、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が大幅高。香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、PC世界大手のレノボグループ(
00992)、アジア生保のAIAグループ(
01299)などが堅調。石油株はまちまち。CNOOC(
00883)が大きく売られた一方、シノペック(
00386)は逆行高を演じた。