2018-04-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、貿易摩擦エスカレートへの懸念で
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.93%安の3133.67ポイントだった。深セン成分指数は1.14%安の10729.05ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2882億3700万元。
上海総合指数は続落して始まると、軟調な値動きに終始した。中国政府による対米報復関税の発動を受け、米中貿易摩擦のエスカレートに対する懸念が強まった。ただ、下落率が1%を超える水準では買い戻しが入り、底堅さを示した。セクター別では前日の米株市場でハイテク株が軒並み下落したこと流れを受けIT・電子部品の下げがきつい。原油相場の急落を嫌気し石油も売られた。一方、リスク回避姿勢から産金が買われたほか、証券や酒造の一角にも買いが入り、相場を下支えした。
上海B株指数は0.61%安の325.40ポイント。深センB株指数は0.54%安の1148.46ポイントだった。