2018-04-02 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、強い経済指標を好感
週明け2日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.18%高の3174.47ポイントだった。深セン成分指数は0.41%高の10913.36ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3419億7000万元。
上海総合指数は序盤安くなる場面が見られたが、ほどなく切り返すとその後はプラス圏で推移した。前週末に発表された3月の中国製造業PMIが51.5と市場予想を大幅に上回り、中国経済の堅調さが示されたことが好感された。ただ、上値圏では伸び悩み、前引けにかけて上げ幅を縮めた。中国政府が対米報復関税の発動を発表したことを受け、米中貿易摩擦の激化に対する懸念が強まった。セクター別では政府がIC(集積回路)メーカーに対する税優遇策を発表したことが材料視され、IT・電子部品が買われ相場をけん引した。証券も総じて高い。一方、保険や銀行の一角のほか、家電、航空などが売られ相場の足かせになった。
上海B株指数は0.19%高の327.49ポイント。深センB株指数は0.06%高の1154.96ポイントだった。