テンセント(
00700)は4月1日、公式ミニブログで人工知能(AI)などを使ったガチョウ(鵝鳥)の飼育に参入すると発表した。「インターネット+農業」、「AI+農業」、スマート小売りの新たな試みで、2年間をかけて中国の貴州省に建設した「AIガチョウ生態工場」を年内に稼働させるとした。独自開発のT−ブロック技術の活用でリアルタイム管理と遠隔操作を実現するほか、ガチョウの顔認識と「ガチョウ語翻訳」技術の研究にも着手。すべてのガチョウは足にスマートリングを装着し、毎日の歩数を図って健康管理を徹底するという。
ガチョウ飼育場を紹介する動画も備えた。ただ、動画の最後には、「最重要情報」として、「以上はすべて架空なもので、エイプリルフールジョークだった」とネタバレした。
テンセントを代表するインスタントメッセンジャーの「QQ」はペンギン(中国語:企鵝)をトレードマークにしてることから、テンセントのエイプリルフールジョークは「鵝」に絡んだものが少なくない。15年にはペンギンの故郷である南極への本部移転計画を発表していた。