2018-03-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅に3日ぶり反落、米中株安を嫌気 IT・テクノロジー株が安い
28日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比1.47%安の30336.92ポイントだった。中国企業指数は1.56%安の12109.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で695億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継いで安く寄り付くと、その後もマイナス圏で推移した。27日のNY株式相場はハイテク株が大きく下落するなど主要3指数がそろって下落。米政府が重要技術に対する中国からの投資制限で国際緊急経済権限法の発動を検討していると伝わるなか、中国本土市場が軟調に推移したことも投資家心理を悪化させた。指数は序盤に一時、下げ幅を縮めたものの、前場中盤以降に再び売りが加速。一方で、30300ポイント台前半では下げ止まりの動きもみられる。
個別では、テンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)といったIT・テクノロジー株が安い。18年1−3月期の減益見通しを発表したBYD(
01211)は10%近く下落。吉利汽車(
00175)や東風汽車集団(
00489)といった自動車株も売られた。保険株のAIAグループ(
01299)や中国平安保険(
02318)もさえない。半面、17年12月本決算で黒字転換を発表した中国蒙牛乳業(
02319)が逆行高を演じた。豚肉生産大手の万洲国際(
00288)、不動産大手の万科企業(
02202)などが大きく買われた。