2018-03-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、米中貿易摩擦への懸念が重し
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比1.11%安の3131.48ポイントだった。深セン成分指数は1.24%安の10642.34ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3041億1700万元。
上海総合指数は安く寄り付いた後、マイナス圏で推移した。米国が重要技術に対する中国からの投資制限で国際緊急経済権限法の発動を検討していると伝わり、いったん和らいだ米中貿易摩擦への懸念が再び意識された。売り一巡後は好業績を発表した大型銀行株がけん引し、小安い水準まで戻す場面もあったが、前日終値付近の売り圧力が強まった。その後は再び下向きに転じ、前引けにかけてじりじりと下げ幅を拡大した。
セクター別では、酒造、保険が下げを主導。航空、医薬、石油、家電などもが安い。ハイテク関連が大きく反落した。半面、環境関連が逆行高を演じた。銀行は一時上昇が目立ったが、勢いは続かなかった。
上海B株指数は0.43%安の323.28ポイント、深センB株指数は0.80%安の1134.95ポイントだった。