2018-03-27 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:5日ぶり反発、貿易紛争回避に向けた動きを好感
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶり反発。前場終値は前日比0.97%高の3164.02ポイントだった。深セン成分指数は1.97%高の10772.63ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3213億3700万元。
上海総合指数は貿易紛争回避に向けた動きを好感して高く寄り付くと、堅調な展開となった。米中両国が制裁関税の発動回避に向けた話合いを進めているとの報道を受け、貿易摩擦エスカレートへの過度の懸念が後退し、買い戻しが優勢となった。ただ、指数は上値圏では伸び悩み、おおむね3160−3170ポイント付近の狭い範囲での値動きが続いた。セクター別ではIT・電子部品が買われ相場を支えた。中国が半導体の輸入先を台湾、韓国から米国に切り替えるとの観測情報が伝わった。一方、保険や銀行の一角、石油・石炭などが売られ、上値を抑えた。
上海B株指数は1.15%高の325.16ポイント。深センB株指数は0.93%高の1146.13ポイントだった。