中国国際金融(
03908)の畢明建最高経営責任者(CEO)は26日開いた業績発表会見で、中国IT大手のテンセント(
00700)と多様な業務で協力する機会を探る考えを明らかにした。協力する分野としてインターネット金融と小売りを重視するほか、富裕層向け資産管理も視野に入れるとした。また、他のフィンテック企業との業務提携も排除しないと述べた。『信報』が同日伝えた。
中国国際金融は23日、新たにH株2億800万株を発行してテンセントに割り当てる手続きを完了した。これによりテンセントは中国国際金融株の4.95%を保有する株主となった。
中国国際金融は2017年、米ファンドの美国金瑞基金(クレーンシェアーズ)の過半権益を買収し、同ファンドを通じて米国の資産管理・ETF業務に参入した。畢CEOは、今後も買収を通じた事業拡大の機会を探り、顧客の海外資産ポートフォリオ構築を支援する方針を示した。
日本時間午前10時41分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■中国国際金融(
03908):16.46HKドル(前日比1.35%高)
■テンセント(
00700):436.00HKドル(同2.20%高)