大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、石炭大手の中国神華能源(
01088)の投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を28.5HKドルにそれぞれ維持した。中国神華能源の2017年純利益が前年比92%増の478億元になった点に触れ、予想通りだったとした。また1株当たり0.91元の期末配当の実施で、配当利回りが5.2%になる点にも言及した。『経済通』が26日伝えた。
大和は17年の業績好調の要因について、政府の供給側改革が石炭需要を押し上げ、中国神華能源の石炭販売量の拡大と販売価格の上昇につながったためと分析。同社の17年の石炭販売量は前年から12.4%増加し、平均販売価格は前年の1トン当たり317元から425元へと34%上昇した。これに伴い、石炭部門の売上高は前年比49%増の1960億元に上ったと言及。全体の粗利益率は16年の16.7%に対して17年は26.8%と10ポイント超改善したと評価した。
中国神華能源の26日終値は前営業日比2.62%安の19.72HKドル。