21日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比1.21%高の31931.05ポイントだった。中国企業指数は1.31%高の12762.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で789億HKドルだった。
ハンセン指数は、前日の欧米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付くと、その後もプラス圏で推移した。香港市場では決算発表が佳境を迎える中、好決算や業績見通しを手がかりとした買いが相場を支えた。本土市場がプラス圏で推移していることも買い安心感につながっている。指数はおおむね31900ポイント台でのもみ合いを続け、何度か節目の32000ポイント手前まで上昇する場面もみられた。
個別では、前日に好決算を発表した華潤置地(
01109)をはじめ、中国海外発展(
00688)や万科企業(
02202)など不動産株が大幅高。原油高が好感されてペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)も高い。決算発表が好感された保険大手の中国平安保険(
02318)、きょう決算を発表するIT大手のテンセント(
00700)も大きく買われた。半面、前日の決算発表で市場予想を下回った保険大手の新華人寿保険(
01336)やネット保険の衆安在線財産保険(
06060)が大幅安。アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)や香港不動産投資会社の九龍倉置業地産(
01997)も大きく売られている。