2018-03-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、米中貿易摩擦の激化への懸念強まる
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.26%安の3270.82ポイントだった。深セン成分指数は0.64%安の10997.24ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2357億5200万元。
上海総合指数は反落して始まると、マイナス圏での値動きに終始した。米トランプ政権が輸入額で600億米ドルの中国製品に関税を課す計画を23日までに発表するとの報道を受け、米中貿易摩擦の激化への懸念が強まり、相場の重しになった。テクノロジーや通信、知的財産分野が対象になるという。指数は直近の下値抵抗として意識されている25日移動平均(19日大引け時点で3266.29ポイント)を割り込む場面では買い戻しが入り、同水準を守って終えた。セクター別では保険が軒並み安で下げを主導。このほかIT・電子、家電、海運などの売りが目立った。一方、医薬・医療関連が高い。石油や石炭などエネルギー資源関連も買われ、下値を支えた。
上海B株指数は0.67%安の327.12ポイント。深センB株指数は0.95%安の1165.59ポイントだった。