モルガン・スタンレーは最新リポートで、不動産系コングロマリット、太古A(
00019)の投資判断を「イコールウエート」、目標株価を78HKドルに据え置いた。2017年12月本決算はおおむね予想通りだったとの見方を示した。『AAストックス』が16日伝えた。
太古Aの17年12月本決算について、キャセイ・パシフィック(
00293)による利益貢献を除いたコア純利益や配当水準は予想通りで、不動産と飲料部門の業績は予想を上振れたと評価。一方、HAECO(
00044)の利益貢献が予想に届かなかったほか、海運部門も下期に赤字が続いたと指摘した。
モルスタは太古Aよりも太古地産(
01972)を有望視。香港や本土のテナント賃貸事業の回復から持続的な利益成長が見込めることを理由に挙げた。
太古Aの株価は日本時間午後4時28分現在、前日比1.30%高の81.90HKドルで推移している。