2018-03-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:小幅に3日続落、方向感欠く アルミ・鉄鋼株が安い
15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.01%安の3291.11ポイントだった。深セン成分指数は0.22%高の11163.65ポイントと3日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4352億1600万元だった。
上海総合指数は方向感を欠く展開だった。米国と中国の貿易摩擦の激化に対する警戒感が高まる中で売りが優勢となる一方、中国人民銀行(中央銀行)がきょうの公開市場操作(オペ)で資金供給を行ったことや、証券当局幹部による中国預託証券(CDR)の開始に向けた発言などが好感。何度かプラス圏に浮上する場面がみられたものの、勢いは続かず、結局、前日の終値をやや下回る水準できょうの取引を終えた。
A株市場では、米国による輸入制限の対象関連銘柄として注目される中国アルミ(
601600)やアンガン・スチール(
000898)が安い。証券株の中国銀河証券(
601881)、銀行株の平安銀行(
000001)、不動産株の緑地控股集団(
600606)、自動車株の広州汽車集団(
601238)なども売られた。半面、小売り大手の永輝超市(
601933)やモリブデン生産大手の洛陽モリブデン(
603993)が高い。酒造大手の貴州茅台酒(
600519)や宜賓五糧液(
000858)、保険大手の中国平安保険(
601318)が堅調だった。
上海B株指数は0.20%安の333.72ポイント、深センB株指数は0.08%安の1181.80ポイントとともに3日続落した。