14日の香港市場でハンセン指数は欧米株安の流れを引き継ぎ反落して始まった。13日の米NY市場は主要3指数がそろって下落。IT株に利益確定売りが強まったほか、金融やエネルギー株が下落し相場を押し下げた。香港市場では、ハンセン指数が5週間ぶりの高値水準にあり、目先の利益を確定する売りが出やすい状況。指数は日本時間午前10時44分現在、前日比1.07%安の31264.48ポイントで推移している。
個別では、金融株の中国建設銀行(
00939)やAIAグループ(
01299)、IT大手のテンセント(
00700)など大型銘柄が下落して相場の下げを主導。アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)、自動車大手の東風汽車集団(
00489)、航空大手の中国国際航空(
00753)などが大きく売られている。半面、長江グループ傘下の長江インフラ(
01038)、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が堅調に推移している。