2018-03-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、方向感欠く ハイテク株の買いが相場下支え
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.14%高の3292.96ポイントだった。深セン成分指数は0.94%高の11122.91ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2619億4900万元。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の値動き。政策支援が期待できるハイテク株や消費高度化の恩恵を受ける銘柄に買いが入り、相場を支えた。序盤に指数が節目の3300ポイントに迫る水準まで上昇したものの、上値の重さが意識されると上げ幅を縮小した。中国人民銀行が寄り付き直後に発表した2月の金融統計は、まちまちの結果。広義のマネーサプライ(M2)が市場予想を上回った半面、人民元建て融資増加額は予想に届かなかった。セクター別では、ソフトウエアや電子・IT、通信が上げた一方、鉄鋼、石炭、保険が下げた。
上海B株指数は0.06%安の328.43ポイントと小幅ながら反落。深センB株指数は0.44%高の1171.11ポイントと続伸した。