2018-03-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続伸スタート、貿易戦争懸念の後退や米朝首脳会談などを好感
9日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。高く寄り付いた後、上げ幅を広げる展開。米国発の「世界的な貿易戦争」への懸念の後退に加え、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と5月までに史上初となる米朝首脳会談を行うとの報道が好感されたもよう。指数は日本時間午前10時48分現在、前日比1.01%高の30963.46ポイントで推移している。
個別では、大型金融株のAIAグループ(
01299)、中国建設銀行(
00939)、中国平安保険(
02318)、IT大手のテンセント(
00700)など主力株が買われ、相場を押し上げた。8日大引け後に発表した2017年12月本決算が市場予想を上振れた香港鉄路(
00066)が大幅高。本土不動産株の碧桂園(
02007)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)も高い。半面、原油安を嫌気して石油メジャーのシノペック(
00386/
600028)が逆行安。新世界発展(
00017)など香港デベロッパーの一角が軟調。