2018-03-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、安寄り後にプラス圏 保険が軒並み高
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.24%高の3279.68ポイントだった。深セン成分指数は0.46%高の10954.88ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2195億1700万元。
上海総合指数は安寄り後にもみ合う場面がみられたものの、プラス圏に浮上すると、上げ幅を広げた。5日から開催している全国人民代表大会の政策期待の高まりや、相互取引制度を通じた香港市場からの「北向き」資金が流入に転じたことなどが投資家心理を支えた。ただ、トランプ大統領が8日にも輸入制限を命じる文書に正式署名すると伝わるなか、積極的な買いを控えるムードも漂う。指数は3280ポイントを超える水準では上値の重さがみられた。セクター別では前日に軟調だった保険が軒並み高となり相場をけん引。医薬、電力、ソフトウエア、石油なども買われている。半面、銀行、港湾などがさえない。
上海B株指数は0.15%高の328.28ポイント、深センB株指数は0.29%高の1162.48ポイントだった。