2018-03-07 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:小反落スタート、米政権の保護主義傾斜を懸念
7日の香港市場でハンセン指数は小幅に反落して始まった。トランプ米大統領が打ち出した鉄鋼・アルミの輸入制限に反対している国家経済会議(NEC)のコーン委員長が7日に辞任を表明したと朝方に伝わり、米ダウ平均先物が大幅に下落。香港でもトランプ米政権の保護主義への傾斜を警戒する売りが先行している。もっとも、下値は限定的。中国で全国人民代表大会(全人代)が開催中とあって、当局が資本市場の安定を図るとの期待が根強い。
ハンセン指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.13%安の30470.39ポイントで推移している。個別では、保険株のAIAグループ(
01299)や中国平安保険(
02318)、石油株のシノペック(
00386)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が売られている。半面、香港を地盤とするハンセン銀行(
00011)、中銀香港(
02388)が逆行高。