週明け5日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比1.13%安の30238.71ポイントだった。中国企業指数は0.87%安の12097.88ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で653億3400万HKドルだった。
ハンセン指数は小動きで始まったが急速に下げ幅を拡大し、一時はほぼ全面安の展開。前週末から引き続いて米保護主義政策や香港ドル安が嫌気された上、きょうの中国本土相場が朝高後に下げに転じると、売りが膨らんだ。ただ、心理的節目の30000ポイントに接近する水準では下げ渋り、前引けにかけて下げ幅をやや縮小した。
個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(
00939)と中国工商銀行(
01398)が売られ、相場の重荷だった。通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)はそろって大幅に続落。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)の下げもきつい。半面、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が急反発。中国政府系不動産株の華潤置地(
01109)と中国海外発展(
00688)、前引け後に2017年12月本決算を発表した九龍倉置業地産(
01997)も買われた。