2018-03-02 |
香港/投資判断/金融 |
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本土銀行の17年10−12月増益率、7.4%に加速と予測=UBS
UBSは最新リポートで、中国本土銀行の2017年10−12月期の増益率が7.4%に達すると予測した。資金利益が11.6%増となるほか、純金利マージンも約2ベーシスポイント改善し、利益の拡大につながったとの見方を示した。通期については大手銀の増益率が2.8−5.2%になると見込んでいる。『AAストックス』が2日伝えた。
個別では、資金コストが低いことを理由に、中国農業銀行(
01288)の17年10−12月期の純金利マージンが同業を上回ると予想。中国銀行(
03988)は事業の売却などで1−9月期が8%増益を達成したものの、10−12月期の貸出コストの上昇で通期の増益率は5.1%にとどまるとの見方を示した。中国建設銀行(
00939)に関しては資産の質の改善が寄与し、10−12月業績は安定的に推移したとみている。
関連銘柄の投資判断と目標株価は次の通り。
※銘柄名、投資判断、目標株価(HKドル):
■中国建設銀行(
00939):「買い」、11.5HKドル
■中国工商銀行(
01398):「買い」、9.2HKドル
■招商銀行(
03968):「買い」、43.6HKドル
■重慶農村商業銀行(
03618):「買い」、7.0HKドル
■交通銀行(
03328):「中立」、6.3HKドル
■中国銀行(
03988):「中立」、4.2HKドル
■中国農業銀行(
01288):「中立」、3.9HKドル
■徽商銀行(
03698):「売り」、3.6HKドル