週明け26日の香港市場でハンセン指数は続伸してスタート。前週末の米株高の流れを引き継いだ。米金利の上昇が一服したことで新興国市場から米国への資金還流に対する警戒感が和らいだことに加え、本土市場で上海総合指数が心理的節目の3300ポイントを回復して寄り付いたことが好感されている。
指数は日本時間午前10時43分現在、前営業日比0.65%高の31470.04ポイントで推移。個別では、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅高。親会社の吉利控股集団が独ダイムラーの株式9.69%を取得し、筆頭株主になる見込みと外電が報じている。中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、中国平安保険(
02318)など本土金融株や、ペトロチャイナ(
00857)、中国神華能源(
01088)など資源株が堅調。新興・創新産業企業の上場制度案が公表した香港証券取引所(
00388)も高い。半面、消費関連の中国旺旺(
00151)、万洲国際(
00288)や、港湾運営の招商局港口(
00144)などがさえない。