23日の香港市場でハンセン指数は反発してスタート。NY市場でダウ平均が3営業日ぶりに反発した流れを引き継ぎ、心理的節目の31000ポイントを回復して寄り付いた。米長期金利の上昇が一服したことを受け、香港市場で資金流出懸念が和らぎ、買い戻しの動きが先行している。
指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.83%高の31221.21ポイントで推移。個別では、前日に下げがきつかったIT大手のテンセント(
00700)、本土不動産の華潤置地(
01109)が大きく反発。原油先物相場の上昇を受けて石油メジャーのシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)がそろって高い。前日に軟調だった中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)など本土金融株もしっかり。半面、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、豚肉大手の万洲国際(
00288)がさえない。