22日の香港市場でハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ、反落して始まった。米ドル高と米長期金利の上昇を受け、香港を含む新興市場から資金が流出するとの懸念が強まった。前日は大幅に反発して半年ぶり高値で引けただけに幅広いセクターで売りが先行し、ほぼ全面安となっている。
指数は日本時間午前10時44分現在、前日比1.33%安の31012.40ポイントで推移。個別では、HSBC(
00005)や中国建設銀行(
00939)など大型金融株が相場の下げを主導。不動産株の中国海外発展(
00688)の下げがきつい。原油先物相場の下落が嫌気され、中国石油メジャーのシノペック(
00386)も大きく売られている。一方、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が逆行高。