2018-02-20 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感に乏しい展開か、手掛かり難で見送りムード
春節(旧正月)休場明け20日の香港市場は方向感に乏しい展開か。中国本土市場が春節の連休中とあって新規の手掛かり難の様相が強く、積極的な売買が見送られると予想する。世界的な相場波乱の要因となっていた米長期金利上昇と米ドル安に歯止めがかかったことで投資家心理が改善したものの、休場前15日のハンセン指数は大幅に3日続伸して心理的節目の31000ポイントを上抜けて終えただけに利益確定売りも出やすい状況だ。
19日の米株式市場はプレジデンツデーによる祝日で休場だった。香港市場が休場していた15−16日にダウ平均が連騰したが、2016年の米大統領選にからみ、モラー米特別検察官がロシアの個人や企業を訴追したことで16日の上昇幅は0.08%にとどまった。同日のナスダック総合は0.23%安と6営業日ぶりに反落した。一方、香港では15−18日に中国本土からの訪問者が前年同期を15%近く上回った半面、新築住宅の販売は不調と伝わった。個別の材料を受けた物色が中心となりそうだ。なお、きょうはハンセン指数構成銘柄のHSBC(
00005)とハンセン銀行(
00011)が2017年12月本決算を発表する。