2018-02-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅に4日続落、一時3100ポイント割れ 全セクターで売り優勢
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に4日続落。前場終値は前日比4.11%安の3127.92ポイントだった。深セン成分指数は3.00%安の10061.68ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3015億4400万元。
上海総合指数は安く始まり、次第に下げ幅を拡大。一時は下落率が5.85%に達し、取引時間中として2017年5月25日以来ほぼ8カ月ぶりの安値を付けた。前日の米株式相場やきょうのアジア主要市場の下落を受けて投資家心理が悪化し、主力株を中心にリスク回避の売りが膨らんだ。春節(旧正月)を来週末に控えて持ち高を整理する売りが出たほか、金融引き締めに対する警戒感も根強い。中国人民銀行(中央銀行)はきょうまで12営業日連続で公開市場操作(オペ)を見送り、銀行間市場との資金の出入りは春節前としては異例の吸収超過となっている。ただ、指数は前引けにかけてやや下げ幅を縮め、いったん割り込んだ心理的節目の3100ポイントを回復して午前の取引を終えた。セクター別では、石炭や金融、空運、セメントの下げがきつい。
上海B株指数は2.77%安の316.82ポイントと5日続落。深センB株指数は3.17%安の1111.53ポイントと反落した。