中国最大級の石油グループ、ペトロチャイナ（00857/601857）は30日大引け後、2017年12月本決算（中国会計基準）で純利益が前年比で165−203％増加したようだと発表した。大幅増益の主因は、原油や天然ガス、石油製品など同社製品の平均価格の上昇。2017年は国際石油市場で需給が徐々に平衡に向かい、原油相場の変動が大きかったものの平均価格は前年を上回った。

　2016年12月期本決算の純利益は79億元（非経常損益を除けば26億3400万元）、EPSは0.04元だった。

　2016年に、ガスパイプライン会社の中石油中亜天然気管道有限公司の持ち分の一部を売却した利益245億3400万元を非経常損益として計上したことも、増益率に影響する。非経常損益を除いた2017年12月本決算の増益率は835−949％となる。