石炭大手のエン州煤業(
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600188)は29日大引け後、2017年12月本決算(中国会計基準)で純利益が前年比で193−245%増えたようだと発表した。非経常損益を除けば226−299%増益となる。前年の純利益は20億6500万元(非経常損益を除けば14億9000万元)、EPSは0.4203元だった。
大幅増益の主因は、中国政府による供給側構造改革の進展を背景に石炭価格が中・高水準で推移し、同社の石炭販売価格が前年から大幅に上昇したこと。新規の炭鉱が相次いで商業生産に入ったほか、炭鉱の買収・合併により自社石炭の販売量が前年を上回ったことも増益に寄与した。
なお、2017年にエン鉱集団財務有限公司の権益買収を完了したため、前年の財務データを調整する。調整後の2017年12月本決算の増益率は180−230%となる。