24日前場の香港株式市場でハンセン指数は7営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.28%安の32837.80ポイントだった。H株指数は0.05%高の13497.51ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1018億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は安寄り後に一時切り返す場面もみられたが、その後はマイナス圏で推移した。指数は前日までに6営業日連続で史上最高値を更新しているだけに、利益確定売りが出やすい状況。ただ、世界的に投資家のリスクオン姿勢が根強いことに加え、相互取引制度を通じた本土市場からの資金流入が続くなか、指数は32750ポイント付近で底堅さをみせている。
個別では、碧桂園(
02007)や中国海外発展(
00688)、万科企業(
02202)など本土不動産株が安い。地方政府による不動産引き締め姿勢が伝わったことが嫌気されているもよう。東風汽車集団(
00489)やBYD(
01211)など自動車株も下落。本土保険株の中国平安保険(
02318)や新華人寿保険(
01336)、食品株の中国蒙牛乳業(
02319)や中国旺旺(
00151)も売られている。半面、原油高が好感されてペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)など石油株が高い。中国4大商業銀行の中国銀行(
03988)や中国農業銀行(
01288)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が買われている。