24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら7営業日続伸。前場終値は前日比0.14%高の3551.58ポイントだった。深セン成分指数は0.01%安の11553.67ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3359億6000万元。
上海総合指数は方向感に欠けた。続伸して寄り付いた後、前場前半まではおおむね小高い水準でもみ合ったが、中盤に下向きに転じた。下げ足を速める場面もあったものの、3530ポイント付近で買い戻しが入ると、前引けにかけて再びプラス圏に急浮上した。指数が前日まで6連騰となり、2015年12月以来の高値圏で推移しているだけに、利益確定売りが重しとなった。一方、中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作(オペ)を通じた資金供給を続けていることや、企業業績への期待が相場の先高観を支え、底堅い展開をみせている。
セクター別では、招商銀行(
600036)の増益業績速報を好感して銀行の一角が買いを集め、相場を支えた。証券、IT・ソフトウエア、医薬も総じて堅調。半面、保険が全面安となったほか、石炭、酒造、非鉄金属がさえない。
上海B株指数は0.25%高の344.97ポイント、深センB株指数は0.28%安の1213.50ポイントだった。