米アルファベット傘下のグーグルは19日、中国インターネット大手のテンセント(
00700)と相互に特許の使用権を与えるクロスライセンス契約を結んだと発表した。契約は幅広い製品を対象としており、今後の技術協力への道筋を開くとしたが、具体的な対象範囲は明らかにしていない。テンセントはコメントを控えている。ロイター通信が同日伝えた。
グーグルは同様の契約を韓国サムスン電子やLG電子、米シスコシステムズと締結しているが、中国の大手ハイテク企業との契約は初めて。中国ではグーグルのアプリストアやサーチエンジン、電子メールサービスなどは当局の規制により利用できない。テンセントとの協力をてこに中国事業の拡大を図るもようだ。
テンセント(
00700)の株価は日本時間午後3時32分現在、前日比0.45%高の449.80HKドルで推移している。