シティグループは最新リポートで、ササ・インターナショナル(
00178)の投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を3HKドルから3.5HKドルにそれぞれ上方修正した。戦略的な事業調整を経て、2019年3月期の販売は業界全体をアウトパフォームするとの見方を示した。『AAストックス』が18日伝えた。
会社側が19年3月期の香港・マカオ既存店売上高は8−12%増と見込んでいることや、粗利益率はおおむね17年4−9月の42%を維持できるとの見通しを示したことに言及。香港のランタオ島、広東省珠海市、マカオを結ぶ「港珠澳大橋」や高速鉄道の開通で日帰り本土客の増加が見込めるためだという。
シティは2019−20年3月期の純利益予想をそれぞれ8%、14%上方修正。既存店売上高予想の引き上げや、店舗賃料の低下、粗利益率の改善を織り込んだ。18年3月期の純利益予想は据え置くとした。
ササ・インターナショナルの株価は日本時間午後4時30分現在、前日比2.24%高の3.19HKドルで推移している。