17日の香港市場でハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ反落スタート。その後もマイナス圏でもみ合う展開となっている。16日のNY市場では主要3指数がそろって反落。ダウ平均は一時、節目の26000ドルを上回ったが、目先の達成感が強まったことで利益確定売りが優勢となった。香港市場でも前日に終値ベースで約10年3カ月ぶりの史上最高値を更新しただけに、目先の利益を確定する売りが出やすい状況。指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.67%安の31692.32ポイントで推移している。
個別では、本土不動産大手の碧桂園(
02007)が安い。朝方に株式と転換社債の発行を発表したことが嫌気されているもよう。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、本土不動産大手の万科企業(
02202)や中国海外発展(
00688)なども売られている。半面、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)が高い。証券株の中信証券(
06030)や中国銀河証券(
06881)、本土保険株の中国人民財産保険(
02328)なども堅調に推移している。