2018-01-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅反発、資金流入に期待 テンセント・金融株に買い
16日前場の香港株式市場でハンセン指数は大幅に反発。前場終値は前日比1.32%高の31751.60ポイントだった。H株指数は1.82%高の12697.32ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で867億3300万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、ほぼ一本調子で上げ幅を拡大。取引時間中として2007年11月1日以来10年2カ月半ぶりの高値を更新した。米ドル安を背景とする資金流入や、相互取引制度を通じた本土からの投資拡大を見込む買いが相場を押し上げた。きょうの本土株式相場の上昇や、中国人民銀行(中央銀行)による連日の資金供給オペも買い安心感につながったもよう。
個別では、前日下げた中国IT大手のテンセント(
00700)が大きく買い戻された。本土系金融株の中国建設銀行(
00939)や中国工商銀行(
01398)、中国平安保険(
02318)の続伸も相場を押し上げた。香港証券取引所(
00388)は4%超上昇。同社の李小加最高経営責任者(CEO)が、普通株より議決権の多い「種類株」を発行するニューエコノミー企業などの上場申請受け付けを6月末にも開始する方針を示したと伝わった。一方、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が続落。香港の不動産大手の長江実業集団(
01113)や地場銀行のハンセン銀行(
00011)も逆行安。