週明け15日前場の香港株式市場でハンセン指数は15営業日続伸。前場終値は前日比0.57%高の31590.97ポイントだった。H株指数は0.94%高の12585.94ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で909億9200万HKドルだった。
ハンセン指数は前週末の米株高の流れを引き継ぎ、高く寄り付いた。米外国為替市場で主要通貨に対してドル安が進み、香港を含む新興国市場への資金流出を見込む買いが入ったもよう。中国人民銀行(人民銀行)がきょうの公開市場操作(オペ)で資金供給を継続したことで、春節(旧正月)を控えた資金需給の引き締まり懸念が後退し、相場の先高観を支えた。もっとも、上昇率が1%に迫る水準では利益を確定する売りが出て、上値を重くした。上海総合指数は小幅ながら12営業日ぶりに反落して午前の取引を終え、投資家心理を冷やした。
個別では、大型金融株の中国平安保険(
02318)、中国建設銀行(
00939)、HSBC(
00005)が相場の上昇を主導。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が高い。取引所運営の香港証券取引所(
00388)は続伸した。半面、前週末に高かったエネルギー資源株の中国神華能源(
01088)、CNOOC(
00883)が下げた。不動産デベロッパーの碧桂園(
02007)が大幅に続落。