ERPシステム開発大手の金蝶国際ソフト（00268）は11日大引け後、中国スマートフォン大手の華為技術（ファーウェイ）とクラウドサービス分野で協力する戦略提携を結んだと発表した。華為が持つグローバルなクラウドサービス・プラットフォームや人工知能（AI）、ビッグデータ、モノのインターネット（IoT）、チップ技術と金蝶国際ソフトが25年にわたって680万社以上の顧客企業にサービスを提供してきたノウハウを組み合わせる。インテリジェント・クラウドサービスを世界の企業に提供するほか、中国企業の急成長とグローバル化戦略の支援を目指す。

　金蝶国際ソフトは提携を通じて技術開発と市場開拓を加速させ、引き続きネット経由でソフトウエア機能を貸し出すSaaS（ソフトウエア・アズ・ア・サービス）クラウドサービス市場で事業を拡大する戦略だ。

　金蝶国際ソフトの11日終値は前日比0.89％高の4.54HKドル。