クレディ・スイスは最新リポートで、多結晶シリコン大手、保利協キン能源(
03800)の目標株価を1.8HKドルから2.0HKドルに引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム」に維持した。クレディ・スイスは保利協キン能源の新規の多結晶シリコン事業、傘下の協キン新能源(
00451)の増益予想などを踏まえ、2017−19年予想EPSを2−8%の幅で上方修正した。『AAストックス』が10日伝えた。
クレディ・スイスは新疆の多結晶シリコン工場の30%コストダウンなどグループ全体でコスト削減が進むとの見方から、2017−19年予想EPSの年平均成長率が17%に達するとの見通しを示した。このほか、同社の多結晶シリコン生産能力が2018年に25%拡大することを市場は過剰に懸念していると指摘。ハイエンド多結晶シリコンへの挑戦は新たなビジネスチャンスにつながると評価し、2018−20年に利益を3−7%押し上げる可能性があるとの見方を示した。
保利協キン能源の株価は日本時間午後4時現在、前日比0.69%安の1.44HKドルで推移している。