2018-01-09 |
香港/業界動向/サービス |
|
マカオカジノセクター、17年10−12月期EBITDAは28%増と予想=モルスタ
モルガン・スタンレーは最新リポートで、マカオカジノセクターについて、2017年10−12月期のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が前四半期比で9%、前年同期比で28%増加したと予測した。当初の業界予想を上回る水準。カジノ収入は前四半期比で8%増、前年同期比で20%増の90億米ドルに上り、うちVIP部門は同9%増、28%増、一般向け部門は7%増、12%増だったと見込んでいる。『AAストックス』が8日伝えた。
個別について、MGMチャイナ(
02282)の17年10−12月期 EBITDAは前四半期比で17%増に達し、伸びが同業他社を上回ったと予想。17年7−9月期が低水準だった反動や、コタイ地区の新カジノリゾートが18年1月に開業を控えていることなどを理由に挙げた。また、銀河娯楽(
00027)の17年EBITDAは14年に付けた高水準を上回るほか、ウィン・マカオ(
01128)もホテル稼働率の上昇が業績改善につながったとの見方を示した。銀河娯楽とウィン・マカオの17年10−12月期EBITDAはそれぞれ11%増と見込み、好業績の発表を受けて利益予想が大幅に上方修正される可能性を指摘した。