マカオ・香港拠点のコングロマリット信徳集団(
00242)は3日大引け後、シンガポール上場の不動産企業ペレニアル・リアルエステート・ホールディングス(PREH)などと共同で、中国のヘルスケア関連施設に投資する合弁会社「ペレニアルHCホールディングス」をシンガポールに設立すると発表した。資本金は5億米ドル(39億HKドル)で、うち1億5000万米ドル(11億7200万HKドル)を信徳集団が出資して権益の30%を取得する。PREHは2億2500万米ドルを出資し、合弁会社を45%出資の子会社とする。残り25%はシンガポールやタイ、英領バージン諸島の投資会社5社が出資する。
合弁会社は、中国の高速鉄道が開通している主要都市に開発する、ヘルスケア関連機能を備えたホテルや商業施設などの物件を専門に投資していく。将来は資本規模を最大7億米ドル(55億HKドル)追加することを視野に入れる。
なお、信徳集団とPREHはそれぞれ70%、30%を出資する合弁会社ペレニアル・サマセット・インベスターズをシンガポールに設立している。
信徳集団の株価は日本時間午後0時31分現在、前日比2.59%高の3.17HKドルで推移している。