中国の医薬品メーカー、石薬集団(
01093)は27日大引け後、子会社の石薬集団新諾威製薬股フン有限公司(石薬集団新諾威)が深セン証券取引所に提出していたA株の上場申請が受理されたと明らかにした。石薬集団は4月から石薬集団新諾威のスピンオフ上場を検討し、12月11日に創業板への上場を申請した。同社は、スピンオフの実施には市況を見極め、中国証券監督管理委員会(CSRC)や深セン証取などの認可を得ることが必要であり、現時点では確定していないと強調した。
石薬集団新諾威が新規株式公開(IPO)で発行する新株の規模は上場時点の発行済み株式の25%に相当する見通し。IPO完了に伴い、石薬集団の持ち株比率は現在の100%から75%へ低下することになる。石薬集団新諾威は主にカフェイン(食品添加物用の粉末)、ビタミンC補助食品、飲料の製造、販売を手掛けている。
石薬集団の27日終値は前営業日比1.00%安の15.80HKドル。