広東省政府系企業の広東粤運交通(
03399)は27日前引け後、同省茂名市の陸運交通機関を統括する新会社を、同市政府傘下の国有企業である茂名市交通建設投資集団有限公司と共同で設立すると発表した。新会社の名称は茂名粤運公司(仮称)で、官民共同出資の混合所有制法人となる。出資額など詳細な条件は今後の協議で詰める。
広東粤運交通と茂名市交通建設投資集団が25日に締結した覚書(MOU)によると、まず茂名市交通建設投資集団が運輸や公共交通、物流などの部門を切り離して茂名粤運公司に注入。広東粤運交通が株式取得により茂名粤運公司の株主となる。株主構成は広東粤運交通が51%、茂名粤運公司幹部社員が18%、茂名市交通建設投資集団が31%となる計画だ。
茂名粤運公司は茂名市政府の指示に従い、同市(高州市など傘下行政単位を含む)の長距離・短距離旅客運輸や都市公共交通、農村旅客輸送などの事業を含む国有道路輸送資源と市場を統合再編する。茂名市交通建設投資集団は関連運輸資源を茂名粤運公司に譲渡する見通し。
広東粤運交通の株価は日本時間午後4時30分現在、前日営業日比1.45%高の4.90HKドルで推移している。