2017-12-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】年末控えて方向感に乏しい展開か
連休明け27日の香港市場は方向感に乏しい展開か。年末を控えて市場参加者が限られ、薄商いが続きそうだ。前日の米NY市場ではダウ平均が続落。クリスマス商戦が好調とされる消費関連株が上昇した一方、iPhoneXの販売見通しの引き下げが伝わった米アップルに売りが膨らみ指数を押し下げた。ハイテク株の比率が高いナスダック指数も続落した。香港市場ではハンセン指数が連休前の22日に29500ポイント台を回復し3週間ぶりの高値を付けた。再び節目の30000ポイントが視野に入ってきたが、手じまい売りも出やすく相場の重しになりそう。
一方、本土市場は好調だ。前日の上海総合指数は金融株を中心に買われて3営業日ぶりに反発。指数は心理的節目の3300ポイントに乗せて約2週間ぶりの高値を付けており、この勢いが続けば、香港市場でも相場の下支え要因となるだろう。