26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比0.78%高の3306.12ポイントだった。深セン成分指数は0.15%高の11021.83ポイントと3営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3644億9100万元。
上海総合指数は朝安後に切り返すと、おおむねプラス圏で推移した。前場は上値の重さが意識されたが、後場に入ると上げ幅を拡大。年末最終週に入り18年1月以降の流動性に対する楽観ムードなどが投資家心理を支えるなか、指数は節目の3300ポイントを回復した。結局、終値ベースで約2週間ぶりの高値を付けてきょうの取引を終えた。
A株市場では、中国農業銀行(
601288)や中国工商銀行(
601398)など銀行株が軒並み高となり相場を押し上げた。保険株の新華人寿保険(
601336)や中国太平洋保険(
601601)、証券株の中信証券(
600030)や中国銀河証券(
601881)も上昇。鉄道車両最大手の中国中車(
601766)、スマホ用タッチスクリーンメーカー最大手の欧菲光科技(
002456)、自動車メーカーのBYD(
002594)も買われた。半面、医薬品大手の上海復星医薬(
600196)や「ニューリテール」関連株の永輝超市(
601933)が安い。家電大手の美的集団(
000333)や珠海格力電器(
000651)、乳製品大手の内蒙古伊利実業集団(
600887)、酒造の貴州茅台酒(
600519)や宜賓五糧液(
000858)も売られた。
上海B株指数は0.53%高の337.75ポイントと反発、深センB株指数は0.37%高の1153.88ポイントと3日ぶりに反発した。