2017-12-26 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、方向感欠く 銀行株が相場下支え
26日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.18%高の3286.41ポイントだった。深セン成分指数は0.43%安の10958.32ポイントと3営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1972億4900万元だった。
上海総合指数は安寄り後に切り返すと、序盤は上げ幅を広げる展開。ただ、節目の3300ポイントに近づく水準では上値の重さが意識され、一段と買い上がる勢いは乏しかった。中国人民銀行(中央銀行)がきょうの公開市場操作を見送り、4営業日連続で資金吸収となっていることや、今週中に株式のロックアップ解除がピークを迎えると伝わり、需給悪化懸念が浮上していることも相場を重くしている。指数は後場中盤以降、再びマイナス圏に沈むなど方向感を欠くなか、結局、プラス圏で前場の取引を終えた。
セクター別では、銀行が軒並み高となり相場を支えているほか、自動車、インフラ建設、証券などが買われている。半面、保険が総じて安い。産金、鉄鋼、石油なども売られている。
上海B株指数は0.05%高の336.13ポイントと反発。深センB株指数は0.01%高の1149.81ポイントと3日ぶりに反発した。