週明け25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前営業日比0.50%安の3280.46ポイントだった。深セン成分指数は0.80%安の11005.50ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3812億4400万元。
上海総合指数は安寄り直後に切り返すと、序盤は節目の3300ポイントを上回る水準で推移。ただ、買い上がる勢いは弱く、マイナス圏に転落すると次第に下げ幅を広げた。特段の買い材料に乏しいなか、年末を前に様子見ムードも強かった。結局、足元で上値抵抗として意識されていた10日移動平均(大引け時点で3287.21ポイント)を割り込んで終えた。セクター別では証券、保険、鉄鋼、造船などが売られた一方、産金、酒造のほか、銀行の一角などが買われた。
A株市場では、招商証券(
600999)、国泰君安証券(
601211)など証券株が総じて売られ相場の下げを主導。中国人寿保険(
601628)など保険株の一角も安い。オンラインゲーム運営の蕪湖順栄三七互娯網絡科技(
002555)が続落。通信機器大手の中興通訊(
000063)もさえない。一方、中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)など大型商業銀行が買われ下値を支えた。このほか、家電大手の美的集団(
000333)が上昇。傘下企業の無人コンビニ市場への進出を証券会社が評価したことが好感された。赤峰吉隆黄金鉱業(
600988)、中金黄金(
600489)など産金株が逆行高。
上海B株指数は0.52%安の335.96ポイントと3営業日ぶりに反落、深センB株指数は0.26%安の1149.65ポイントと続落。