HSBCは最新リポートで、世界最大の鉄道車両メーカー、中国中車(
01766)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価を9.5HKドルから10.2HKドルに引き上げた。100%子会社の中車北京二七車両有限公司の全出資持分を親会社の中国中車集団公司に譲渡し、税引き前利益9億元を見込んでいると指摘。これを踏まえ、2017年の予想EPSを4.9%引き上げ、目標株価に織り込んだ。『経済通』が22日伝えた。
HSBCは、事業再編を進め、貨物車事業を手始めに生産能力の適正化を図るという中国中車の戦略に、今回の取引が合致していると評価。内部再編による経費面での恩恵を市場は株価に織り込んでいないとして、同銘柄を有望視している。