20日前場の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに小反落。前場終値は前日比0.04%安の29242.90ポイントだった。H株指数は0.16%安の11523.72ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で416億1000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開となった。指数は前日に約3週間ぶりの高値を更新しただけに、目先の利益を確定する売りが出やすい状況。きょう閉幕する中央経済工作会議の結果が伝わるのを前に様子見ムードも漂う。一方、本土市場で上海総合指数が反落して前場の取引を終えたが、プラス圏で推移する場面もみられ、相場の下支え要因となっている。
個別では、中国人寿保険(
02628)や新華人寿保険(
01336)などの保険株が総じて下落。IT・ハイテク株の舜宇光学科技(
02382)やテンセント(
00700)、自動車株の長城汽車(
02333)やBYD(
01211)、不動産株の碧桂園(
02007)などもさえない。半面、食品・飲料株の中国蒙牛乳業(
02319)や中国旺旺(
00151)が逆行高を演じている。航空大手の中国国際航空(
00753)は前日に続いて大幅上昇。石炭大手の中国神華能源(
01088)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)や長江実業集団(
01113)も堅調に推移している。